身長168センチと小柄ながら、持ち味の俊敏性を生かして序盤から何度も相手守備を突破した。第2クオーター開始直後、敵陣残り7ヤードから相手のわずかな隙間(すきま)をするすると抜け出してTD。第2クオーター中盤にも自身二つ目のTDを決めた。
記念すべき100回目にふさわしい名勝負が、「早明戦」の歴史に刻まれた。4万人超の大観衆の中で早大が勝利をつかむカギとなったのは、最終盤での守備だった。